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![]() このページでは、カワサキに関する、 エピソードなどをランダムに書いています。 *Internet上の、 コーヒーブレイクミーティング。 日本中のカワサキ乗りが毎日集まってくれるBBSです。 あなたの素敵なエピソードは?こちらへどうぞ。 ZIIの話〜1、GPZからZGP オートバイの魅力、旅に出よう 横浜M.C.ケンタウロス バリバリ伝説2(特別編) カワサキコーヒーブレイクミーティング ZEPHYR バイク便〜ZIIの話2 Steady Eddie(特別編) 彼のオートバイ、彼女の島・そして‥ その後の、横浜M.C.ケンタウロス トップページのイエローボールについて(特別編) 大型初心者さんのZへの思い(特別編) やっぱりエンゲージリングが欲しい(特別編) 19のままさ〜奥松島カワサキ物語 矢沢永吉激論集『成りあがり』 新しいトップページによせて@ぶちさんのZ2
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![]() ![]() 昔、今以上不真面目な学生の頃、学校をさぼってよくカワサキであちこち走っていた。 あまりに天気がいいと、カワサキがこう言ってくる。 「何処か走ろうよ。」 いわゆる、現実逃避だな。 だいたいは、片道1、2時間程度で行ける距離の場所だが、今日は国道4号線を北上、今日は国道6号線を南下。大平洋を一望できる砂浜へと、気の向くままに走っていた。当時仙台に住んでいた自分の好きな場所が「奥松島」という場所だ。松島から少し走って、ぐるりとまわって、ちょうど松島の町並みを対岸で見るような漁港がある。なんかそこが好きで、コンビニのおにぎりとか二つくらいタンクバックにしのばせて走って来た。 松島というところは観光地で、ふだんでも賑わっているところなのだが、その奥松島は不思議に人が少なく、地元の漁師さんが網を直していたり、近所の子供達が遊んでいるくらいの場所だ。なんか、そのギャップと、そこから見る風景が綺麗で自分はよく独りでボッーとしていた。 それからは、そのまま仙台市内に戻るので無く、石巻方面にまたカワサキを走り出す。しばらく走ると石巻の街はすぐだ。ちょうど、自分の田舎と似たような雰囲気の石巻がなんとなく好きだった。同じように日和山というのがあって、湊があって、海が日本海と大平洋と違うだけで、なんとなく似ていた。 高校の頃、部活の遠征でこの辺に来た事があるのを思い出していて、以前からその場所、宿とかを探しになんどか来ていたのだ。 よく自分でも覚えていないので、何度か来てもどうも場所が思い出せない。そんな時に見た記憶のある松林が目に入った。 「?」自分の記憶がぐるぐると駆け巡る。 「なんか、この辺の様子が似ているな‥」 そのまま、海の方へ向かい、砂浜までを仕切っている防波堤のような階段を昇った。 目の前に大平洋が広がった。 「ここだ!」 以前、ここに来たのだ。間違い無い。そのまましばらく海岸を眺め、カワサキに戻って確かこの近くにあった宿を探した。すぐに見つかった。「ここだ。」なんかうれしかった。遠い記憶が蘇り、懐かしさと切ない思いが胸にながれた。なんか、場所が確認できたら、またその海岸の前にある階段がつづく防波堤のようなコンクリートへ戻った。「ここで、こんな風に座って、あの娘に声かけて‥」 なんか、ほろ苦い数年前の思い出だった。 面白いものです。自分が昔、一度でも来た事が有る他所の場所は。しばらく同じ場所でボッーと海を眺め、時計を見て、夕方のバイトまで仙台に帰らなくてはならないのでカワサキを走らせた。 得に、何を目的に走るわけで無く、ただ天気がよく、時間があればこんな風に走っていました。 ただバイパスをまっすぐ1時間くらい走って、どこかの広場を見つけUターンをして帰って来たり、海が見たくなって大きな湊へ行ったり、または端から端まで砂浜の海岸がつづく場所に走ったり、今、社会人になっては考えられないような毎日でした。 ![]() コンビニのバイトをしていた時は、真夜中の11時でタイムカードを押すと、そのまま夜の松島方面へ走って、何をするわけでなく誰も居ない部屋に戻ってきて途中買って来たカップラーメンを食べて寝る。 バイトが休みの日を少し利用しては、簡単な荷物をまとめてふらり旅にも出掛けた。ただ、翌日の4時からバイトなので、帰りに命がけの暴走で帰って来た事もある。 お金がないので高速なんて使えない。 裏道の300番台の国道を地図で見つけては、一度も走った事のない田んぼの中の道路をかなりの速度をあげて走って帰る。ゆっくり景色に感動なんてできない。 同じように、部活で沖縄の大会に出た事が会って、その時の感動が頭の中から離れられず、東北にある米軍基地の町『三沢』に不思議な憧れがあった。 三沢は青森県の下北半島と八戸への丁度間くらいにある小さな町で、東北なのに、ところどころ英語のかかれた看板が並び、そして、青森でも比較的雪の少ない暖かい町が、なぜか「リトル沖縄」なんて、勝手に自分は思っていた。そして、北の方ではめずらしくここの周辺のみ米軍兵士のためのラジオ放送「FEN」が聞けた。 自分のツーリングの目標は、このFENを聞きながら、テントで酒を呑むと言ういたって単純なものだ。 行きは小雨まじりの天気で、十和田へと国道4号を北上する片道10時間のルートほとんど雨で濡れていた。夕方過ぎに三沢に入り、三沢駅がみえ、数台のツーリングライダーの姿をみつけ、自分はそのまま基地の方へむかった。 基地が近付くにすれ、町並みの看板に英語がまざってきた。その感覚、雰囲気が妙に自分はうれしてそれだけで天気と裏腹に気持ちは高揚していた。そして、本当はいけないことらしいが、基地の入り口周辺でオートバイを並べ記念写真を撮った。そのまま、とにかく冷えた身体をなんとかしたいのと、今日の寝床をさがすためまだ明るいうちに町中を走り出した。 寝床は、基地の近くの公園。そこに安テントを早速設営した。そして簡単な荷物を残し、来る時に見かけた「三沢空港温泉」に向かった。しかし、凄い風呂の名前だ。風呂に入り、生き返った。さすがに基地の町三沢らしく、米兵の家族ずれもいた。なんか不思議な雰囲気につつまれて、いい風呂を楽しんだ。 風呂からあがって、テントに戻り、なかなか止まない雨を恨みながら、途中買って来たビールとつまみ、そしてFENで独り乾杯をした。良くわからない英語のDJから、聞いた事のあるナンバーが流れる。どうやら、今夜はスペースシャトルの発射の日らしく、ヒューストンからの実況中継に、夜遅くなってから切り替わった。 ほんと、何もないけど楽しかった。酒もバーボンに変わり、ジャーキーや缶詰めを食べていたら眠くなってきた。 19のころの思い出です。 (2001/4/1) その13 〜成りあがり |
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